ホスピタル坂東は精神科病院と内科・整形外科を軸とする地域病院の2つの機能を持つユニークな病院となっています

研修医の先生方から研修後の感想

研修医の先生方から研修後の感想を伺いました。
研修医の先生方から研修後の感想(男性)研修医の先生方から研修後の感想(女性)

研修医 太拓也 医師

研修期間:2017.7.1~2017.7.31
筑波大学附属病院初期研修医プログラムで2017/7/1~2017/7/31の1ヶ月間、ホスピタル坂東で精神科研修をさせていただきました。
当院は一般診療科では経験することができない、様々な精神疾患を経験することができます。また、身体疾患を合併した患者様も積極的に受け入れているため、幅広い症例を経験することができました。
研修内容は主に、病棟診察や外来診察の陪席、初診患者さんの予診を取らせて頂いたりしました。また、ECTのお手伝いや、措置診察に立ち会わせていただき、精神科以外では行わない処置や診察を経験することができました。また、週一回のクルズスは1時間たっぷり使ってマンツーマンでレクチャーして頂きました。
これまでは身体疾患の診察や治療が中心であり、精神疾患の患者さんは診ることがあまりなく、患者さんに対する対応や薬物治療、MRI、CTの画像診断は、今後の診療に大いに活かせると感じました。
1ヶ月と短い期間の研修でしたが、大変貴重な経験となりました。院長はじめ、スタッフの方々には大変お世話になりました。お忙しい中、ご指導していただき本当に有難うございました。

研修医 原慶 医師

研修期間:2017.2.16~2016.3.31
私は、2017年2月16日~3月31日までの1ヶ月半、ホスピタル坂東にて精神科研修をさせていただきました。
これまでの研修の中で、精神科が関わる領域として過量内服は経験したことがありましたが、 実際に気分障害や統合失調症、認知症の方を診療する機会に乏しかったため、精神科研修を始める前はとても緊張していました。 入院患者さんの日々の回診や外来初診患者さんの予診などをさせていただき、これ程までに個人の生活史に立ち入って話を聞くものなのかということに驚きました。 しかし、上級医の先生に「精神科は、検査データとして診断しづらい領域だから、患者さん・家族の言葉が大切」というご指導をいただき、すっきりと納得がいきました。
また、この研修期間中に感じたことは“睡眠”の重要性でした。気持ちが落ち着かない、浮かないという方にお話を伺うと、安定して睡眠が取れていない方が多く、 適切に薬を用いて睡眠を取っていただくと状態が改善する方が多くいました。薬の使い方を学ばせていただけたことはとても貴重な経験でした。
気分障害、統合失調症、非定型精神病、認知症(Alzheimer型、レビー小体型、脳血管性)と精神科特有のものは一通り経験させていただき、 それに加えて認知症の方の肺炎や尿路感染症、栄養管理、呼吸器管理など内科的介入も学ばせていただきました。 気管挿管、CVカテーテル挿入、胸腔ドレーン挿入などの手技も経験させていただきました。
外来陪席では、一人ひとりの患者さんについて診断・治療の説明をしていただき、研修中に様々な先生から講義もしていただきました。 実際に経験してから講義を受けると、より現実味を持って理解することができました。
1ヶ月半という短い期間ではありましたが、親切にご指導してくださった先生方や温かく迎えてくださった看護師の方々の御蔭で非常に濃密な研修をさせていただきました。 今後、医師として働いていく上での得難い経験となりました。本当に有り難うございました。

筑波大学付属病院 研修医 塩飽堯之 医師

研修期間:2016.6.1~2016.6.30
筑波大学附属病院初期研修医のプログラムで2016/6/1~6/30の1ヶ月間、ホスピタル坂東で精神科研修をさせていただきました。
病院の特色として、精神科以外に身体科として他の診療科も充実しているため身体合併症のある精神患者さんの受け入れも行っていることが挙げられます。 そのため、精神と身体の双方を研修することができました。 例えば他の診療科の先生のご指導の下、CVカテーテル挿入などさせていただきました。 初期研修中では貴重な経験であるため、とても勉強になりました。
精神科では、精神科研修に必要な疾患(気分障害、統合失調症、認知症)はかなりの症例数が揃っているため、 急性期から慢性期まで1つの疾患でも様々な病態を経験することができました。 精神科として救急の受け入れも行っているので、治療前のリアルな症状(妄想、幻覚など)も体験することができました。 教科書に記載されている精神疾患の症状は難しい名称が多く(連合弛緩、考想伝播など)、なかなか実際の病態とのイメージが結びつきにくかったのですが、 症状を実際に目の当りにすることによって各精神疾患の特徴を感覚として掴むことができました。 また、精神科の先生や心理士の方から勉強会をしていただけたので、基礎的なことから治療的なことまで学ぶこともできました。
1ヶ月間という短い期間ではありましたが親切な先生方やスタッフの方々の下、のびのびと研修させていただき、非常に有意義な時間となりました。 この経験は自分の医師生活の中で貴重な糧になると思います。ご指導していただいた先生方、スタッフの方々、本当にありがとうございました。

筑波大学付属病院 研修医 宮本江美加 医師

研修期間:2015.8.4~2015.10.31
3ヶ月間お世話になりました。
初めての市中病院ということで、始めは緊張しましたが田中先生や先輩先生方が暖かく迎えてくださり、充実した研修を送ることができました。

ホスピタル坂東は精神科はじめ、内科・外科など広く診療科があり患者さんを幅広い視点から診ることができました。 また外来・救急診療もactiveで急性期疾患に触れることもできました。私自身は将来、精神科の道に進む予定なので、大変勉強になる3ヶ月間でした。

また病棟では腰椎穿刺やCVカテーテルなどの手技も経験でき、内科的診療の勉強もできるので精神科以外の科を志望する初期研修医にも 充実した研修ができる病院だと思いました。また先輩先生方は教育的で、クルズスもあり実践的な勉強ができたと思います。

この経験を活かして後期研修につなげていきたいと思います。最後になりましたが先生方はじめ、看護師、コメディカルの方々には 大変お世話になりました。ありがとうございました。

筑波大学付属病院 研修医 東光裕史 医師

研修期間:2015.8.3~2015.9.30
初期研修1年目後半に西南医療センターで救急科・内科研修を行っている際、ホスピタル坂東かかりつけの患者さんを診ることが多く、 精神科を研修させていただく時には、ぜひホスピタル坂東でお願いしようと考えていました。また将来内科に進もうと考えている自分にとって、 内科も診られる精神科というのは大変魅力的でした。
まず外来ですが、週3回外来に同席させていただき、気分障害、統合失調症、不安性障害、認知症など様々な症例を診ることができました。 状態の悪い患者さんへの薬剤変更では、薬剤自体がどのような作用を持ち、どのような効果を狙って処方しているのか勉強になりました。 このことは今後内科に進んで、患者さんの全体把握する上で有益なものになっていくだろうと考えています。
次に病棟ですが、今回身体合併症病棟で働かせていただきました。 精神疾患に対する薬剤の副作用で起こる麻痺性イレウスの管理や悪性症候群への対応など、他院ではあまり経験できないことを学ばせて頂きました。 また肺炎や尿路感染などの疾患に対しては、治療方針について今まで学んできたことを指導医とディスカッションし、 治療方針を決定し行っていくことの難しさを学びました。
クルズスや勉強会では精神科専門医の先生方からだけでなく、臨床心理士の方からもご指導いただき、多方面から患者さんを診ていく大切さなど、 チーム医療についても学ばせて頂きました。
2ヶ月と短い間でしたが、大変お世話になりました。今回経験したことや学んだことをこれからの糧にして励んでいきたいと思います。

筑波大学付属病院 研修医 永田力也 医師

研修期間:2015.1.1~2015.3.31
感想文をとのことでしたが、これから研修先の施設を選ぼうとされている先生方の参考になればと思い、研修内容について私の視線から書かせていただこうと思います。
私が当院で研修させていただいた時期は2年目の1月~3月、つまり研修最後の3ヶ月でした。精神科と地域医療を兼ねた研修として選択させていただきました。
端的に言いますと、この時期に当院での研修を選択して非常に良かったと思います。
これから研修カリキュラムを検討されている先生方にも当院での研修をお勧めします。
具体的には、精神科の必修疾患(気分障害、統合失調症、認知症)はもちろんのこと、当院では身体疾患が合併した方の入院も受け入れているため、幅広い症例を経験できる点です。
私がいた期間には、慢性硬膜下血腫の開頭血腫除去術(認知症)、肺炎による全身状態悪化に対してCV挿入(認知症)、腎不全による浮腫(うつ病)、イレウスに伴う精神症状の急性増悪(統合失調症)などがありました。
研修レポートに追われていた私は、必修症例の足りない部分を補う形で関わらせていただきましたが、そうでなくても、特定の科に興味をお持ちの先生は、精神疾患を合併している症例として貴重な経験を積むことができると思います。
精神科の中で幅広く経験したい場合は、アルコール依存症、パーソナリティ障害、発達障害なども経験することができます。
また、時間的な面でも余裕が確保されており、私にとっては、レポートや引っ越し等で何かと忙しい研修終了間際の時期にはたいへん助かりました。
当直は週1回ほど行い、自分でできる限りのことはやらせていただけました。
対応に困った時というのは私の時はほとんどありませんでしたが、もしあったとしても、指導医が待機しているため安心です。
院長先生をはじめとして指導医の先生方は、研修医がどのような形の研修を求めているかということを非常に気にかけてくださっており、希望を伝えれば研修内容に反映していただけます。

最後に感想ですが、病気だけでなく患者の気持ちにも向き合うという基本的な姿勢を見つめ直すことができました。当院で初期研修を締めくくることができ、たいへん嬉しく思います。

筑波大学付属病院 研修医 澤井真優子 医師

研修期間:2014.12.1~2014.12.31
ホスピタル坂東では、精神疾患のみならず、身体合併症の診察も行うことができました。 精神疾患は、一般病院の急性期病棟ではほとんど治療介入されることはなく、また精神科病院では重症の身体合併症は診療されないため、 精神疾患と身体疾患の両方をみることができてよかったと思います。

また、これまで研修してきた病院では、身体疾患を診ることが中心であったため、患者さんの精神的な側面に焦点をあてて診察することがありませんでした。 そのため、患者さんに対する受け答えや患者さんの悩みにどう答えるかなど、精神科の先生方の対応法はとても勉強になりました。

1ヶ月という短い間でしたが、精神科を学ばせていただいたことは貴重な経験になりましたし、忘れないようにしたいです。
大変お世話になってどうもありがとうございました。

筑波大学付属病院 研修医 上野裕一 医師

研修期間:2014.04.1~2014.04.30
医師になって最初の1年間が終わり、初期研修の後半がここホスピタル坂東での精神科で始まりました。 過去1年、救急外来などで精神疾患を持つ患者を診る事はありましたが、1ヶ月という期間、継続して精神科病棟の患者を持つことは初めてであり、 接し方から症状の見方、治療方法など全てにおいて深く考えさせられることが沢山ありました。
気分障害、統合失調症、不安性障害、認知症の方など、多岐にわたる症例の担当医として付かせて頂き、実臨床を通じて多くを学ぶことが出来ました。 外来では予診を取ることで、問診の際の重要なポイントや、画像・心理検査などの結果と照らしあわせ、多角度から診断するプロセスを学ぶ良い経験となりました。 教科書のような典型的な症状を訴え、治療が奏効する急性期の症例もあれば、合併症などを伴い症状が複雑化している慢性期の症例もあり、臨床の難しさを再認識しました。 精神科疾患の大きな違いとして、自身の病識が欠如し、また身体の不調を自ら訴えることができない方が多いことが挙げられると思います。 そういった方々や家族への接し方、治療にあたり念頭に置くべき合併症、副作用など、なかなか教科書のみでは学ぶことができない事柄についても、 専門医である先生方から熱心に指導していただけたことは、とても貴重な経験になったと感じております。 ホスピタル坂東では、合併症が多数存在する方や全身状態不良の方など、他院では内科の先生が診る様な症例も精神科が受け持つため、 必然的に他院の精神科では行わない手技を行う機会が増えます。 そういった手技を実際に行わせて頂けたのも初期研修医である自分にとって大変有意義でした。 臨床の他にも、クルズスや勉強会など、数多く学ぶ機会を与えて頂きました。 先生方のクルズスは勿論のこと、ソーシャルワーカーの方など普段あまりお話を伺う機会のない職種の方々からの講義も貴重でした。
1ヶ月という短期間の中で、これだけ密度の濃い研修を行え、とてもありがたく思っています。 忙しい中、暖かく迎え入れ、指導に時間を割いて下さった田中院長先生をはじめとする職員の皆様には感謝の念が絶えません。 今後、今回学んだことを糧に、医師として更に励んでいきたいと思います。

筑波大学付属病院 研修医 黒沢陽一 医師

研修期間:2012.06.1~2012.06.30
心の診療科で1ヶ月の研修をさせていただき,今までとは一味違う様々な経験を積んで成長できた思える1ヶ月となったと感じています。 これにはホスピタル坂東で研修できたことが大きいと思います。私がホスピタル坂東で研修してよかったと思えるのは以下の3つの理由があります。

1つは指導してくださる先生に恵まれていること、2つ目は医師だけでなくコメディカルの方にも恵まれていること、 そして3つ目は電子カルテが整備されていることです。

1つ目についてですが,先生方がなにかと声をかけてくださりとても丁寧に指導してくださる環境がありました。 今まで内科を中心に研修してきた自分にとって精神科という今まで経験した科とは少し異なる科で最初は右も左もわかりませんでしたが、 基本的なところから自分で治療方針を考えるようなところまで指導していただきました。

2点目について、数ヶ月で短い期間で様々な病院をまわる研修医にとって環境に馴染めるかどうかは有意義な研修ができるかを左右する大きな要素です。 ホスピタル坂東では看護師、心理士、ワーカーの方々など、初日からあたたかく接してくださりとてもうれしかったのを覚えています。

3点目は電子カルテが整備されていることです。病院によって診療記録は様々なかたちで保存されています。 電子カルテが整備されているホスピタル坂東では診療記録を電子カルテでみることができます。 病歴の長い患者さんも多くいる精神科でそれまでの経過を電子カルテによって容易に閲覧することができる環境は研修環境としては恵まれていると思います。

1ヶ月という短い時間でしたが,恵まれた環境で充実した研修ができました。
懇切丁寧に指導してくださった先生方をはじめ病院のすべてのスタッフに感謝したいと思います。 ここでの経験をこれからの診療に活かして、より患者さんのためになれる医師になれるよう努力していきたいと思います。
どうもありがとうございました。

筑波大学付属病院 研修医 佐藤雅志 医師

研修期間:2012.04.1~2012.05.31
精神科というのは、身体所見や検査データに重きを置かれがちな他の多くの科と比較して、 患者さんとの会話内容・仕草・表情といったところをどれだけ深く読み取ることができるかという部分が重要ではないかと思います。
その特殊性から、患者さんとの関わり方や治療内容に関して、難しいという先入観を持ってしまいがちですし、 実際に私も内科研修中に向精神病薬を処方されている患者さんの診療にあたる際はかなり悩まされた記憶があります。
しかし、近頃の困難な社会情勢や、メンタルヘルスケアが多く注目を集める世の中において、 今後も気分障害をはじめとする精神科受診患者数が減ることは無いものと思われますし、自分が将来どの診療科に進むにせよ、決して縁の切れる分野ではないでしょう。
ですから自分にとって精神科が身近に思えるようになればという考えもあり、 2か月という期間を精神科研修に充てようと希望させていただきました。
研修期間中は精神科急性期病棟を担当させていただき、 気分障害・統合失調症・パーソナリティ障害・アルコール依存症・小児精神と多岐にわたる疾患を診ることができました。
精神科は治療に時間を要するという特徴もありますが、 その中でも多くの患者さんで入院初期から退院までの流れを追うことができたということがとても良い体験であったと思います。
精神科治療に求められる根気強さ、各種薬剤の特徴や投薬治療の限界、認知行動療法の存在やその難しさ、 そしてタイミングよくECTも数多く経験できるなど、得られたものは非常に多かったと感じています。
そして退院までの治療計画を、もちろん多くの部分を指導医の先生方に助けていただいた上ではありますが、 自らマネージメントすることができたという点が、自分の意識を高めさせてくれる大きな糧になりました。
今回の研修で手に入れたものは、精神科全体から見ればごく一握り程度のものに過ぎないでしょうし、 日進月歩の医学においてこれからどんどん塗り替えられていくものかもしれません。
しかし、自分がどの道に進むにしろ、どこかできっと役に立つ経験ができたと思いますし、 むしろ積極的に生かしていきたいと思うような研修生活を送ることができました。
最後に、2か月間、精神科研修医として、ホスピタル坂東病院で働くことを快く受け入れていただいた職員の皆様、本当にありがとうございました。

筑波大学付属病院 研修医 南雲義之 医師

研修期間:2011.10.1~2011.11.30
将来どの診療科に進むにしろ、救急外来や病棟で必ず精神症状を訴える患者さんを診る機会があります。 そんなとき、プロの精神科医がどのような見立てで診断・治療を行っていくのか学びたくて、2ヶ月間の精神科研修を希望しました。

主に病棟(精神急性期病棟および身体合併症病棟)、初診外来で研修を行いました。
病棟では主に統合失調症、気分障害、人格障害、身体表現性障害、発達障害、精神発達遅滞といった主要な精神疾患の方を、 主治医とともに担当医として診療しました。 患者さんの訴えは多種多様で、当初は問診するだけで精一杯でした。 しかし先輩医師の捉え方を通して実践を重ねたところ、次第にある程度ですが専門的な用語で症状を記述できるようになりました。 また、初診外来でも精神科の初診患者に対して聞く必要のある一通りの問診はこなせるようになりました。

当院では内科的合併症を持った患者さんの入院診療を積極的に行っており、 精神疾患だけでなく一般内科・外科の診療も同時に経験することができました。 これまでの研修で学んできたことを生かし、積極的に診療に参加できたと思います。

今後、様々な精神症状に出会う機会があると思いますが、今回の研修で得た知識と経験を生かし、 医師として恥ずかしくない対応をとれたらと考えています。 先生方を始め、その他コメディカルの方々、2ヶ月間どうもありがとうございました。

筑波大学付属病院 研修医 小暮悠医 医師

研修期間:2011.6.1~2011.6.30
精神科研修で最も為になったことは何か。
それは会話の重みを学んだことであると思う。
精神科では治療の全てが会話から始まる。
正常でない状態の患者は想定外である、様々な訴えをするものだが、 その中から適切な情報を引き出し、それに引きずられることなく整理していくテクニック。 同時に、患者の細かな動作にも気を配る様子は、診察の理想形とも言えるだろう。諸先生方の外来はとても勉強になった。
そうして引き出した情報は診断に直結し、治療方針を決定する重要なファクターとなる。 症状に応じた薬を開始すれば、日々の会話を通じてその効果を判定していく。 更にはその会話自体が治療ともなるのだ。
精神科の病変は目に見えないことも少なくないが、 その診断・治療にも目に見えない「言葉」が深く関わっているのだと思うと少し不思議な気持ちになった。 確かに、目に見えないものが悪影響を及ぼすならば、目に見えないもので好転しうるというのが道理であるか。
もう一つ、薬についてはかなり難渋した。 他科研修中に抗精神病薬を調節することはなく、未知の分野であった。 そのため患者の飲んでいる薬が何なのか、それを調べるところから研修が始まった。 いまだに理解しきれない部分が多々あるが、どんな症状に対してどんな薬を使っているのか、 又はその薬に何を期待しているのか、それを理解できたことだけでも有意義であったと思う。 それらを分かりやすく根気よく教えてくださった染谷先生や菅野先生には心より感謝しています。
最後に、1ヶ月という短い間であったが、様々な形でサポートしてくれたコメディカルの方々に感謝の意を示し、私の感想文とする。

筑波大学付属病院 研修医 小丹枝梓 医師

研修期間:2010.4.1~2011.5.31
・主に4階の精神科急性期病棟で、研修をさせて頂きました。

・2ヶ月という短い期間でしたが、先生方をはじめ病院スタッフの皆様には本当にお世話になり、楽しくかつ勉強になる研修ができました。 本当にありがとうございました。
外来の予診、病棟、当直、クルズス、集団精神療法と研修の内容は盛りだくさんでした。 これまでの初期研修医とは違い、精神科急性期病棟を主に研修させて頂き、 統合失調症や気分障害、アルコール依存症など様々な精神科的疾患を経験できました。

・沢山、感想はあるのですが、きりがなくなるので、精神療法に絞って書かせていただきます。 はじめは、何の本で勉強したらいいか、そもそも患者さんとどう会話したらいいのかということも分からずに四苦八苦していましたが、 先生方の問診を見聞きし、真似していく内に、緊張感が取れ、最低限の問診は何とかできるようになったのではないかと思います。 次は、どうしたら「ため」になる会話ができるか、つまり精神療法となりうる会話となるのかが自分の中での課題でした。 マニュアルや本を読んでも理解が難しい認知行動療法など、丁寧に教えて頂いたりして、何度か実践で試し、失敗も多くする中で、 精神療法の表面を撫でることぐらいはできたといいなと願っております。 また、集団精神療法も経験させて頂いて、心理士の先生にも色々教えて頂きました。 精神療法は、時間もお金もかかるけれども、薬だけでは改善しえない例も改善する可能性があり、 内科ばかりを研修してきた私には気付かされるものがありました。 今回勉強させていただいたことを今後の医師人生に生かしていけたらと思います。

・最後に、お世話になった先生方、心理士の先生方、ケースワーカーの方々、病棟スタッフの方、外来スタッフの方へ。 ご迷惑も沢山かけてしまったと思いますが、楽しかったです。 心より感謝致します。

筑波大学付属病院 研修医 甲斐健吾 医師

研修期間:2010.2.1~2011.3.31
まず始めにこの2ヶ月間、疾患の捉え方、技術、患者さん方への接し方を深く学ぶ本当に多くの機会を与えていただいたことに対して田中院長先生を始めとする先生方、 コメディカルの方々、なにより患者さんたちに心から感謝しています。

あっという間に過ぎた2ヶ月間でした。これまで臨床研修医として多くの施設で多くの患者さんと出会って経験したことを、 研修医として最後の2ヶ月となるホスピタル坂東で「実践」することを目標に取り組みました。 しかし、実際には考えた診断、考えた治療には常にさらに大きな課題が生まれるという毎日の連続でした。 くじけそうになるようなケースも少なからずありましたが、田中院長先生、倉部先生の諦めない姿勢に勇気付けられ、 コメディカルの献身的なサポートをみて私も頑張ろうという意欲が沸きました。 私が担当した多くの患者さんは意思疎通に難渋する方々でした。 訴えが聞き取れず客観的な所見を頼りにすることが多く、そこから様々な推敲を重ねる努力の必要性を感じるとともに、 患者さんの訴えに耳を最大限傾けることの重要性も痛感しました。 ベッドサイドに足繁く通うことで笑顔を見せてくれたり、「ありがとう」と話してくれたりと喜びを感じることもありました。

また、患者さんの多くは退院後の生活環境として施設入所となる方もあり、 ご家族や病棟、ケアマネージャーなどのスタッフの意見を聞きながらまとめていくという作業もこれまでよりも求められました。 その中で、老々介護や仕事があり家庭での手厚い介護ができないというご家族の希望と長期入院や入院適応の問題で強く悩まされたことも印象的でした。

折にも東日本大震災が発生した3月でした。病棟の一部が損壊してスタッフみんなで協力して患者さんの搬送や食事の配膳を行ったことなど、 スタッフみんなの力で医療を行っていると実感する機会となりました。 ライフラインの確保や、保健所との連絡などでご尽力いただいた事務スタッフの方々にも本当に感謝しています。

さて、私は来年度より地元である宮崎大学病院に入局することとなっていますが、 このような不安定な状況にも関わらず、準備期間としての休暇を快くお許しいただいた田中先生、倉部先生、同期の小島先生に感謝しています。 ホスピタル坂東で学んだことをこれから長い医療者としての人生に大きく生かせるように努力を続けていきたいと思っています。 本当にありがとうございました。

筑波大学付属病院 研修医 小島慶子 医師

研修期間:2011.2.1~2011.3.31
2ヶ月間、合併症病棟や外来を中心に研修させていただきました。
合併症病棟では、幅広い分野にわたる様々な疾患についての理解が必要であり、大変勉強になりました。又、診療における各種手技を自分で実際に行なうことができました。
外来では、主に初診患者さんの予診と、本診の見学をさせていただきましたが、精神科における診察のポイントそ教えて頂き、これから患者さんの接する際に何に気をつけるとよいかが分かりました。
そして何より、先生方や看護師さん、リハビリや検査科、薬剤師さん、事務の方達がいつでも優しく助けて下さったおかげで、楽しく研修することができました。
本当に、ありがとうございます。

筑波大学付属病院 研修医 木村聡大 医師

研修期間:2010.12.1~2011.1.31
ホスピタル坂東で研修を行うと「一皮むける」経験ができると伺っており、非常に楽しみにしていましたが、前評判以上の充実した研修を行うことができました。
田中院長からの研修オリエンテーションの際には、「この病院の特色として、体を中心に診る一般病院と心を中心に診る精神科病院の双方に適応できないグレーゾーンの患者さんを診ることができる」とのお言葉を受け、その意味を確認するとともに、この病院の素晴しさを実感することができました。
例え精神疾患を基盤として疎通が困難である患者さんでも、対面した時の雰囲気・言動・行動の些細な変化が全身状態の変化と連動していることを少しでも感じることができたのが、最も大切な経験の一つとなったとともに、これからの研修でも活かしていきたいと思っています。
最後になりましたが、多くの先生方、スタッフ、患者さんに支えられ、非常に良い雰囲気で充実した研修を行うことができ、本当に感謝しています。ありがとうございました。

筑波大学付属病院 研修医 三浦慶子 医師

研修期間:2010.12.1~2011.1.31
主に合併症病棟と外来診察でお世話になりました。
合併症病棟では、これまでの知識や経験を総動員して治療に臨みましたが、「応用問題」ばかりで、なかなか思うように治療がいかず、落ち込むこともしばしばでした。
しかし、これまでの研修とは異なり、アセスメントを自分なりにして治療を組み立てるという姿勢で病棟業務にあたることで、主体的に患者さんと向き合うことができました。特に他科コンサルトの際に、切実に専門家の意見に聞きいる自分に気がつき、これは今までの自分とは違うな、と実感しました。
患者さんの具合が思わしくないときもありましたが、どんなときでも院長先生、倉部先生をはじめ病棟の先生方は快く相談に乗ってくださり、力を貸してくださりました。逆に、このような確実な信頼できる後ろ盾がなければ、のびのびと主体的な研修はできず、不安で押しつぶされてしまったであろうと思います。心から感謝申し上げます。
また、病棟・外来・リハビリ・検査・薬剤などで医療スタッフの方々の暖かさにとても救われました。検査で無理を聞いていただいたり、薬剤で丁寧に教えていただいたり、オリジナルのリハビリ相談にのってくださったりと、本当にお世話になりました。足を使って交渉したことで、一人の患者さんに関わる専門家の多さを痛感しました。ありがとうございました。
4月からは県内で後期研修医として小児医療に携わることとなりますが、ここで得られた貴重な経験を活かしてがんばっていこうと思います。
2ヶ月間本当にありがとうございました。

筑波大学付属病院 研修医 高橋利英 医師

研修期間:2010.10.01~2010.11.30
2010年10月~11月の2ヶ月間、ホスピタル坂東で精神科研修をさせていただきました。
今まで内科、外科、救急科等のメジャー科での研修を一通り学んできた私にとって、精神科という新しい領域での研修は驚きと戸惑いの連続でした。
客観的データでは明らかな異常が認められるのにも関わらず自覚症状を全く訴えない患者さんや、逆にデータ上は何の異常も認められないのに執拗に不調を訴える患者さんとのやり取りは精神科での研修ならではと思います。
そうした私自身にとって未知の領域にも関らず、自主的に楽しく研修生活を送ることができたのは指導医の先生方や病棟の看護師さん方のサポートがあったからこそだと思っております。本当にお世話になりました。

ホスピタル坂東での研修の特徴を挙げるとすれば、精神科の研修にしては内科的疾患やそれに伴う処置に多く触れられることです。実際、精神科疾患を基礎疾患として持ちながら内科的疾患を合併した患者さんを数多く診させていただきました。それと同時に、胸腔ドレーン挿入、気管挿管、中心静脈カテーテル挿入、腹腔穿刺といった研修医時代に経験しておきたい手技を数多く経験させていただきました。これはホスピタル坂東で精神科研修を受ける大きなメリットの一つであると考えます。
また、コメディカルの方も協力的で気さくな方が多く日々の研修を楽しく過ごせたばかりか、勤務時間が終われば飲み食いを共にするなどプライベートな面でも充実した生活を送ることができました。
ホスピタル坂東での研修は精神科研修にとどまらず、医師としての人生の礎となる研修生活であったと自負しております。

筑波大学付属病院 研修医 上山俊介 医師

研修期間:2010.10.01~2010.11.30
2010年10-11月に当院で精神科研修をさせて頂きました。
研修期間中は、他の研修機関とは違って自分で治療方針を考えくことが必要でした。
自分の不十分な知識では、とても迷うことが多く、多くの方に御迷惑をおかけしたと思います。
その分、とても勉強になり、手技的にも多くの経験ができました。
主に患者様を担当した身体合併症病棟の看護師の皆様、ヘルパーの方々には不甲斐ない自分をとても助けていただきました。本当に感謝しています。
そして、直接指導にあたって頂いた院長先生、倉部先生、こころ科の先生方、内科病棟の先生方には、多くのことを教えていただきました。
楽しい雰囲気の中研修をさして頂きました。
ホスピタル坂東病院で学んだ事を、今後医療の現場で活かしていけたらと思います。
2ヶ月間、有難うございました。

筑波大学付属病院 研修医 河野敬明 医師

研修期間:2010.4.01~2010.5.31
2010年4~5月に研修しました。河野敬明です。
毎日が楽しく、2ヶ月があっという間に過ぎ去った印象です。

主に身体合併症病棟での病棟業務の他、外来での予診・診察などに関わり、精神科の臨床家を目指している僕にとって、興味の尽きない研修の日々でした。

田中院長先生は、「どうしたら自分が幸せになれるかをいつも考えてください」「私たちを頼って来てくれる患者さんたちに幸せになってほしい」とおっしゃり、周囲のスタッフや地域への深い愛情を感じました。「ホスピタリティ」という理念を実践されていることを実感しました。合併症病棟では、院長先生、倉部先生に手技などを教わり、内科・外科・整形外科などの諸先生方にも専門的な知識を色々教えていただき、よい経験ができました。

院長先生をはじめ石川先生、野村先生、廣瀬先生、村上先生、小倉先生、梅田先生、染谷先生、菅野先生、太田先生、久永先生など心の診療科の諸先生方には、診療の場やクルズス・カンファレンスなどで教えていただいたり、僕の人生観を変えるような興味深い経験談、人生論などを聞かせていただいたりし、有意義かつ刺激的でした。

2Gの野口師長さんをはじめ病棟スタッフの方々、心理士の方々、外来の看護師さん、他の職員の方々などみなさんが生き生きと働いていらっしゃって、僕もその雰囲気に乗ってやりがいを感じながら研修することができました。ありがとうございます。医局の中村さんは優しかったです。ありがとうございます。

いつか、またこの病院に関わることが出来れば幸いに思います。

筑波大学付属病院 研修医 田村真理子 医師

研修期間:2010.2.01~2010.3.31
2ヶ月間、とても有意義に過ごすことができました。
精神科疾患だけでなく、合併症についてもたくさんのことを学ぶことができました。とても働きやすい環境をつくっていただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ホスピタル坂東で研修できてよかったと思います。
本当にありがとうございました。これからも日々自己を戒めながら、がんばって参りたいと思います。

筑波大学付属病院 研修医 大和田洋平 医師

研修期間:2010.2.01~2010.3.31
ホスピタル坂東での2ヶ月間の研修を振り返ってみると、とても有意義な研修だったと感じます。これまでの研修と大きく違うことは、自分で判断して、自分で処方、処置を行えた点です。指示されたままに動くのではなく自分の判断で動くことで、投薬ひとつ、処置ひとつにおいても強い責任感を持って臨むことが出来ました。もちろん、困った時などには院長先生、倉部先生がすぐにバックアップしてくださるのでとても心強く、のびのびと研修することができました。また、2G病棟を中心に、その他の病棟、外来の看護師の方々はとてもコミュニケーションがとりやすく、スムーズに仕事が出来たと感じております。
2ヶ月間という短い間ではありましたが、心科、一般科の先生方、看護師、事務の皆様本当にお世話になりました。ホスピタル坂東での経験を今後の診療に生かし、成長できるよう日々精進して参りたいと思います。

筑波大学付属病院 研修医 中嶋智美 医師

研修期間:2009.12.01~2010.1.31
まず初めに、院長先生はじめ指導医の先生方、病棟・外来の看護師さん、スタッフのみなさん、2ヶ月間大変お世話になり、ありがとうございました。

この2ヶ月間は精神科特有の疾患についての研修をさせていただくと同時に、そこから様々のことを学ばせていただきました。
外来では、様々な症状を抱えていらっしゃる患者さんから予診の際に直接お話を伺い、自分なりに考えていく機会をいただきました。自分でお話を伺った後にその方の初診外来に同席させていただくと、自分では気づくことのできなかった点に気づかされる場面が多々ありました。患者さんのお話を聞きだす際の話の流れの作り方や、質問の仕方などもとても興味深く学ばせていただきました。
病棟では、自ら考え、主体的に判断する機会をたくさんいただき、とても貴重な研修をさせていただきました。患者さんの病態をみながら適切なタイミングで判断したり、相談することの難しさを改めて実感しました。また、患者さんの目の前の問題だけではなく、背景や以前からの経過、長期的な方針など、全てを考慮しながら考えていく必要性を実感として感じ、自らそこで考え意見を述べる機会をいただきました。以前までとは異なった視点からも物事を捉え、ひとつひとつに対して自分の意見をもってのぞめるようになったのではないかと思います。
また、薬剤の使い方などについても、是非自分のスキルの1つとして身につけたいと思うものを、様々な場面で分かりやすく指導してくださり、とてもありがたく勉強させていただきました。
診察後などに先生方からご指導いただいたことや病棟での研修の中で日々感じたことを通じ、この2ヶ月の間に自分が成長するためのヒントをたくさんいただいた気がします。そのことを忘れず、さらにそこからステップアップしていけるように、研修を続けていきたいと思います。

2ヶ月という短い間でしたが、貴重な研修の機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。

筑波大学付属病院 研修医 永嶺翔 医師

研修期間:2009.12.01~2010.1.31
2ヶ月という短い期間でしたが、とても充実した研修期間を送ることができ、誠にありがとうございました。
私は、主に病棟業務と初診の外来を担当させて頂きました。
初診の外来では主に予診をとる事が多かったですが、患者さんの様々な主訴や家族との関わりあいを診させて頂くことができ、とても貴重な経験になりました。これまでの外来の研修とは、また違った一面を見ることができました。改めて、医師が患者さんから学ぶことが多いということを実感することができました。
病棟業務は、主に心の診療科の合併症を担当させて頂きました。自分で治療方針を決める場面が多かったため、非常にやりがいがあり毎日が楽しく感じられました。精神科の疾患と他科の疾患の両方を同時に診ていくという概念は、今まではあまり持っていなかったのでとても新鮮に感じました。しかし、病気を診るのではなく患者さんを診るという医師が本来の姿であり、それに合致していると思います。今後、自分がどの科に行っても専門外だからといって人に簡単に任せてしまうということは絶対にないようにしていきたいと改めて感じました。

田中院長先生をはじめとして諸先生方の熱心な指導のお陰で、充実した2ヶ月間を過ごすことができました。また、看護師、ケースワーカー、へルパーなどのコメディカルの方が非常に親切で働きやすい環境でした。短い間でしたが、どうもありがとうございました。

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